なぜ当塾はトップ校を目指さないのか
他塾の異なる点、それは、当塾は、トップ校・難関校を目指す塾ではない点ところだと思います。私は今まで殆ど勉強をしてきていない生徒、勉強を始めたばかりで勉強方法がわからない人などの悩みを抱えている生徒をサポートし、中堅・上位高校（偏差値50〜65）の合格を目指します。
ではなぜトップ校・難関校と呼ばれる高校を目指さず、中堅・上位高校を目指す塾を創設したのか。その理由は、私が70点から100点にするよりも0点を50点にすることを得意としているからです。
私の実体験としては、70点を100点にする作業はとにかく勉強の「量✖️質」を高めること、そして挫けることなく勉強し続けることに限ると思っています。そして、塾の先生から教わる（受動的）というよりかは、塾の先生に教わりに行っていた（能動的）感覚がありました。要するに、最終的には「自分との勝負」ということです。
しかし、0点から50点にする作業は、「自分との勝負」というよりかは、より先生の手を借りて「一緒に勉強する」ことになると思います。勉強を全くやってきていない生徒は、勉強の方法もわからなければ、どこから勉強していいかもわからないでしょう。そのような状態でひたすら量をこなしても、正しい方向には進めませんし、一つひとつの質を高めたとしても、勉強のモチベーションが続かなくなるでしょう。
このことから、より私が貢献できる対象としては、後者の方が当てはまると思ったのです。
また、他の塾を見てみると、どこも当然のようにトップ校・難関校を目指している印象です。まあそれはそうですよね。トップ校・難関校の合格者をたくさん出せば、実績を出している”いい塾”であるという証明になりますからね。「有名高校〇〇名合格！！」といったチラシやホームページが多いのは、間違いなく塾の信頼度を上げるまたは保つためであると言えるでしょう。ですから、トップ校・難関校を目指す塾はかなり飽和していると思っています。
一方、「中堅・上位高校を目指す塾」なんていう塾は聞いたことあるでしょうか。殆ど無いと思います。「有名高校〇〇名合格！！」なんていう実績を残せないことがほぼ確定しますからね。見た目は良く無いでしょう。ただ、私は塾の見た目・実績よりも、まずは生徒一人ひとりの人生を輝かせることができることに注力したいと思っています。もちろん受験の合格を目指さないというわけではありません。合格したい、という気持ちばかりが先行し、がむしゃらに勉強することで空回りしている生徒を私は何人も見てきました。0から100は目指せません。焦る気持ちはわかりますが、着実に一歩一歩前進していく他ありません。0から100を目指すにあたって、その最初の0から50までの道のりを先導するのが、当塾の役割です。
さらには、最近は「〇〇サプリ」をはじめとしたオンライン学習塾が増えてきています。誰でも有名講師のわかりやすい授業を低額で受講することができる時代になりました。ですから、授業を受けるだけであれば、有名講師のわかりやすい授業が受講できるオンライン学習塾で十分だと思います。では、私たちのような対面で授業を行う学習塾が存在する意義は何でしょうか。私は勉強の内容を教える以外の面、つまりはメンタル面の配慮や勉強計画の管理、一緒に勉強することによるモチベーションのキープなどにあると思っています。オンラインという選択肢が出てきた今の時代、対面での塾で求められることは生徒に勉強を「教える」ことではなく生徒の勉強を「支える」ことです。私は勉強を教えることはもちろん、支えることに注力して指導します。
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