進学塾ノリクレのブログ

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「家庭訪問orオンライン型」の個別指導塾

家庭教師をしていた頃の話

塾長の過去第二弾。

前回は私が幼児教室の先生をしていた頃の話をさせていただきました。

shingakujuku-norikure.hatenablog.com

今回は私が家庭教師をしていた頃の話をさせていただきます。

 

さまざまな生徒を担当しましたが、そのうちの一つ、Y君のエピソードを。

Y君は私が担当した当時、中学3年生で、数ヶ月後に受験を控えていました。都立の中堅校を志望していましたが、当時の偏差値は42。志望校合格は厳しい状況だったため、正直私の力で合格させてあげることができるのか、私自身とても不安な思いでした。しかしながら、それでもY君を担当したいと思った理由は、伸びしろしかなかったからです。勉強習慣も問題の解き方も宿題のやり方も模試の使い方も、全く理解していない状態でしたが、「志望校に合格して早く遊びてえぇー!」と言いながら、頑張って机に向かっていました。もちろん、彼は中学1年・2年と、ほとんど勉強をせず部活三昧の日々を送っていたので、最初はなかなか集中は続かず、長時間勉強することは難しかったです。しかし、この問題10個解いたらYouTubeを見ていいとか、大好きな筋トレをしながら英単語を覚えたりと、自分の好きなこととうまく両立し、工夫を凝らしながら勉強を重ねました。そんなことをしながら勉強をしているとあっという間に1、2時間経ってしまうのですよね。この自分に合った勉強法を地道に続けると、成績は少しずつ上昇していきました。推薦試験の対策は間に合わず、不合格となってしまいましたが、見事一般試験で志望校に合格することができました。(でも本当にギリギリの合格だったと思います...)

※授業時間で筋トレなんてさせていたら、普通は保護者の方に怒られそうです。しかし、これは生徒の成績を伸ばすためだと思い、私は保護者の方にしっかりと説明し、見事了承を得ることができたのです、、

 

このことからわかるように、勉強法は人の数だけあるということです。一般的に言われている勉強法はもちろん参考にはなりますし、それが土台となるのは間違いありません。しかしながら、もしかすると個人の特性や好きなことを活かした自分だけの勉強法を生み出すことで、その生徒の可能性を最大化することができると思います。

また、今回は私が勉強法を考えたのではなく、最終的には彼自身が自分で勉強法を考え、それを実行しています。これが本当に生徒のやる気を引き出すためには重要です。大人に言われてやるよりも、自分で決めたルールに従って勉強した方が納得いくはずですし、自分で決めたルールを破るのもなんか抵抗を感じるものなんですよね。まずは自分はどのような性格・特徴を持っているのか、趣味や得意なことは何なのかを知ることが大切です。そして、それを利用してどのように勉強のルールを作成するか、教師がサポートしつつ、最終的には「自分で決めた」ということを実感させることで、生徒は自分でどんどん道を切り開いて行きます。

 

次回は塾長の過去第三弾、総合型選抜塾(旧AO入試)での教師経験について話します。

 

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